福知山市と共催で開催する、「~大学のあるまちづくり 市民公開講座~2011年度 成美市民大学」を本年度は”ふくちやま 魅力ある人づくり・まちづくり”を大きなテーマとして公開講座を展開します。

 

本年度、最終回となる第5回目が3月10日(土)本学4号館103講義室に於いて開催されました。今回は、「町並み保存からアニメツーリズムまで―全国の観光まちづくりから福知山を考える―」と題して本学の片山明久准教授が講演をおこないました。

全国で、地域の資源を保存、活用しながら景観保全、観光振興、地域活性化等につなげる「観光まちづくり」への取組について、奈良県橿原市今井町、奈良県奈良市奈良町、岡山県倉敷市美観地区の事例紹介がありました。

また、映画やドラマのロケ地として選定されたり、アニメ作品等の舞台となることで脚光を浴び、その地域に多くの人が訪れるようになる「コンテンツツーリズム」について、埼玉県久喜市鷲宮町の「アニメツーリズム」を事例にあげて、地域と訪問者との交流が生み出す新しい観光の形の紹介がありました。会場では、鷲宮町で販売されているお菓子や調味料といったアニメ関連のグッズや、鷲宮神社で実際にかけられている「萌え絵馬」(アニメキャラクターが描かれた絵馬)も披露されました。

最後に、これらの事例から福知山と北近畿のこれからの新しい観光の可能性についてはなされました。

 
(アンケートより受講者の感想)※一部抜粋
・特色のある地域の取り組みを解りやすく歴史も加えて説明いただきました。地域の力、アイデアに力を感じました。コンテンツツーリズム、何かの仕掛けで大きく化けるのですね。(30代男性)
・全国的にいろいろな町づくりの事例を聞かせていただき、参考になりました。(70代男性)

 

 

 

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今回を持ちまして2011年度の成美市民大学公開講座は終了となります。参加いただいた受講者の皆様、誠にありがとうございました。
今後もより多様で多くの学びの機会を提供できるよう一層励んでいく所存ですので宜しくお願い申し上げます。