4回生滋野ゼミでは、昨年度本学と「京の景観パートナーシップ事業」を締結した大原うぶやの里活性化推進協議会と連携した地域づくりのフィールドワークを実施しています。地域のイベントや寄合といった「現場」に参加し、その様子を観察したり、話を聞いたり、さまざまなことを体験するなかで、地域課題を発見し、その課題の解決策を考え、地域の人の前でそれを提案し、それについてコメントをもらい、足りない部分をさらに深く追求していくというプロセスを繰り返すことによって、最終的に「卒業論文」や「調査報告書」にまとめていくのが今年度の目標です。
昨年に引き続き、大原神社の春季例大祭の準備、宵宮、そして例大祭「うぶやの里フェスタinみわ」に本学学生のべ19名参加しました。
4月29日(月祝)
大原神社春季例大祭の準備手伝いに滋野ゼミ4回生4名が参加しました。さわやかな快晴の空の下、テント建てや提灯を提げる柱の設置等に汗を流しました。
5月2日(木)
大原神社絵馬殿で開催された宵宮に滋野ゼミ4回生5名が参加しました。5月に入ったとは思えない寒い夜でしたが、落語やビンゴ大会で盛り上がる宵宮の雰囲気を味わいました。
5月3日(金祝)
朝早くから、滋野ゼミ生6名が大原神社に集まり、春季例大祭「うぶやの里フェスタinみわ」で盛り上がる大原神社とその周辺の様子を観察しました。今年は5年に1度の練り込み行列※が執り行われ、より一層華やいだ雰囲気がある中、昨年同様、神輿渡御に参加し、お神輿を担ぎました。今回は滋野ゼミ生に加え、「北近畿観光論」の受講生4人も加わり、神社本殿から御旅所まで、沿道の歓声を浴びながら、「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声も元気に2基の神輿が往復しました。
以上、3日間のフィールドワークを終え、直後の授業では、当日の発見や気付きをワークショップで抽出し、今後の調査や卒業論文、あるいは調査報告書の執筆に向けて、課題を共有しました。
なお、本フィールドワークは、平成24年度文部科学省「大学間連携共同教育推進事業」採択事業
「地域資格制度による組織的な大学地域連携の構築と教育の現代化」(http://renkei-daigaku.jp/)の一環として実施しています。
※練り込み行列:大原神社本殿が寛政8(1796)年に再建されたのを祝い始まったとされている。勇壮な奴振りを先頭に、撥さばきあざやかな前太鼓、音頭、三味線など50名の奉仕により神社から御旅所までの道程を練り歩く。