8月27日(火)、成美大学短期大学部 成美学会の恒例の公開講座が本学3号館にて行われました。

今回は、「おいしさの秘密に迫る」と題し、本学短期大学部 三宅 統 准教授による講演と、菊乃井本店副料理長 石倉 康晴氏(本学平成12年度卒業生)による実演が行われ、一般の方や家庭科教員、学生など41名が参加しました。

 

三宅准教授・博士(農学)の講演テーマ「おいしさの秘密に迫る・うま味の発見とだし」では、日本人の和食離れや肉食化がいわれる今日、本来の舌の繊細さが失われつつありますが、私達は、うま味とだしの大切さに気付き、塩分や糖分を減らすように食生活を見直して、日本の伝統的食文化を受け継いでいく必要があるとのことでした。講演は、おいしさの判断と五感の関係を簡単な実験で体験したり、だし汁を使って飲み比べ、だしの効果を実際に感じることができる内容でした。

 

 

 

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石倉氏(調理師・栄養士)の実演テーマ「だしのうま味と相乗効果」では、代表的な食材のうま味成分や菊乃井秘伝のだし汁のとり方を実演されました。また、実際に参加者に一般的なだし汁をとってもらい、菊乃井のだし汁との飲み比べを行ったところ、参加者からは、「まろやかで美味しい!」「全然違う!」と驚きの声があがり、こんぶとかつおの削り節からだし汁を引く温度と時間の大切さを学ぶことが出来ました。

 

石倉さんは、調理の仕事をするうえで、本学で学んだ知識が大変に役立っていると言われていました。

 

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講座終了後、参加者からは「勉強になった」「自宅でも是非実践したい」との声があがっていました。

 

 

 

成美学会公開講座のちらはこちらから⇒
成美学会公開講座ちらし.pdf

 

 

成美学会公開講座の様子が、両丹新聞(8月31日)に掲載されました。

 
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