2011年6月23日 20:30
今回の東日本大震災、津波、原発による避難など身近な人が亡くなられたり、行方不明になられた方が22,941人、また避難生活を強いられた人々が11万2405人(6月16日内閣府)にのぼり、普通に日常生活していた人達の生活が激変するというこの自然災害の恐ろしさを私たちはまざまざと知ることができました。そして罹災者の方々は今も不安がいっぱいで生活されていると思います。一方では震災にあわれた方々からは「自分より他人を優先してあげて」、「私はくじけない、前向きに生きる」といった声を新聞報道やテレビで何度も聞くと、人々の優しさと逆境にくじけない強さに感動を覚えた人は多いと思います。大震災により自動車、弱電、薬品などの部品、製品の供給にも影響が出て、東日本の経済貢献度を知ることができました。多くのボランティアが震災地、避難地にでかけました。私たちが大震災から学ぶとすれば、大量・安い・効率などの規模の経済「スケールエコノミー」から規模は小さくても、特色を持ったもの同士が交流、連携することによって、情報や知識、人材を出し合うことで新たな経済価値を創造することができる「範囲の経済」への移行しつつあることにも気がつきました。
私たちの成美大学は京都の西に位置する福知山にある小さな大学です。しかし、震災にあわれた方への「熱い思い」を学生・教職員は持っています。経営情報学部2回生の学生小山くんは、福島県にある女川港へ行ったボランティア体験を地元市民や教職員に話してくれました。また、大学と短大の学生たちは、「風のチャペル・プロジェクト」と称して、震災者のかたで予定していた結婚式を地震などで挙げられなかった2カップルを京丹後市にある「風のチャペル」を持つセントラーレホテル京丹後の協力を得て、ここに招待する企画を立てています。9月17日土曜日に実施し、現在2カップルを募集しています。さらに「サポート入試」を実施しております。震災にあわれた生徒で本学の入学を希望し、入学する生徒の授業料を初年度半額にするというものです。入学後成績がよければさらに続けることができます。詳細は入試広報本部までご連絡ください。
私たちは大きなことはできませんが、できる範囲のことをひとつひとつ実行し、社会に貢献したいと思っています。
成美大学 学長 戸祭達郎

