この度、学校法人成美学園は、成美大学短期大学部を閉学することを前提として平成28年度の学生募集を停止することとし、平成27年6月1日に文部科学省に対して届出を行いました。
 成美大学短期大学部は、昭和25年4月に山陰短期大学として開学し、昭和31年に京都短期大学、平成12年4月には京都短期大学の商経科を福知山市との「公私協力方式」による大学運営を行うため京都創成大学(平成22年に現成美大学と改称)に改組転換しました。平成22年には京都短期大学(生活福祉科)を成美大学短期大学部に改称し、教育理念である「真・善・美の実現」のために必要な豊かな人間性と基礎学力を持った短期大学士、そしてもう一つの教育理念である「実学主義」に基づいた専門知識と技術を持った栄養士や食文化を通して社会に貢献できる職業人を養成することを教育目的として開学してまいりました。
 成美大学短期大学部は、平成19年から定員の充足率が6割程度まで落ち込み、本年度の入学者は14名と過去最低の人数になりました。平成25年度より第三者による経営改善計画策定委員会を発足し、財務状況の改善、運営体制の改革と学生募集の強化等に努めてまいりましたが、短期大学を取り巻く環境は誠に厳しく、平成28年度の募集を停止するという苦渋の決断をいたしました。
昭和25年に山陰短期大学として開学以来65年の歴史と伝統そして輝かしい教育実績を積み上げてきた短期大学部の扉を閉じることとなり、誠に面目なく関係者の皆さまに心からお詫びを申し上げます。
また、今日まで短期大学部を支えていただきました在学生、卒業生及び保護者の皆様、そして地域及び学校関係者の皆さまに衷心より感謝申し上げます。
今年度の入学生を含めて在学生が卒業されるまで、責任を持って教育に万全を期し、思い出多い短期大学生活を送っていただけるよう取組んでまいりますので、ご理解を賜り、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
  平成27年6月
                            学校法人成美学園
                               理事長 小西健司
                            成美大学短期大学部
                               学 長 内山 昭