2月12日、『医療情報に関わる個人・組織に求められている役割とは何か』をテーマに、関西医療情報処理懇談会 第42回例会(関西医療情報技師会共催 病院関係者や大学教員、医療関係企業など約130人が参加)が兵庫医療大学に於いて行われました。この懇談会において本学の星助教が『大学教育における医療情報人材育成の現状について』を題目に講演を行いました。

 

医療情報人材とは、診療情報管理士や医療情報技師の資格を保有し、カルテなどの医療情報を管理・運用できる人材のことを指します。本学の医療福祉マネジメント学科では、この医療情報人材を育成するために、診療情報管理士の資格取得を中心に、医療情報技師の資格取得にも対応できるようにカリキュラムを配置しています。

 

講演の中では、全国の大学における医療情報人材育成の現状、及び本学の人材育成の目的とカリキュラムが説明されました。懇談会を通して本学が特に注目された点は、経営情報学部に属する学科であることを活かし、医療情報処理の技術だけではなく、経営学や会計学など、病院の経営に関連する科目を数多く履修できるという点でした。

 

これからの医療情報人材には、情報処理技術はもちろんのこと、経営や経理の知識を幅広く理解・活用し、病院の組織全体をマネジメントできる能力が求められています。本学もそういった人材育成を担う大学として、診療情報管理士と医療情報技師の更なる養成に今後も力を入れていきます。

 

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