2010年11月20日(土)に、福知山市との連携で企画している「~大学のあるまちづくり 市民公開講座~成美市民大学」が開催されました。第2回は、講師にドイツ出身の曹洞宗安泰寺住職・ネルケ無方(むほう)氏をお迎えして、『日本とドイツの文化の違い』をテーマに講演をしていただきました。

 

20101124-1.jpg

 

 

20101124-2.jpg

座禅に魅せられたことがきっかけで、日本で本格的な修業を始めた時のこと、大阪城でのホームレス雲水生活、安泰寺住職としての禅を中心とした日常をお話しいただきました。そして、パネルを使った「独中」文化比較で「欧州」的価値観と「アジア」的価値観の違いを一人称の置き方の違いから説明されました。
講演には多くの方が訪れ、住職の人柄が表れる和やかな雰囲気の講演で、大変好評なものでした。

 

 

2010112-3.jpg

 

 

20101124-4.jpg

 

★受講者の感想(アンケートより)★
・曹洞宗の檀家ですが、座禅をどうぞと言われてもわからなかったのに、わかりやすく伝えてもらえた。座禅の形をみせてもらえて姿勢がとても良くわかったのでよかった。(60代女性)
・寺と仏教という身近な文化に外国人という目線での関わりが新鮮でした。また生活の様子がよくわかった。(50代男性)
・非常によくわかるように日本とドイツ(外国)の文化の基本的な違いを語学的にも思想的にも大きな違いをうまく説明され、理論も整理されて良くわかったので非常によかった。(70代男性)
・環境が自己を作るということがわかった。(本学学生)

 

★今後の予定★
福知山市との連携で開催している「~大学のあるまちづくり 市民公開講座~成美市民大学」について次の開催は未定ですが、2011年1~3月での開催を計画しています。