成美大学短期大学部生活福祉科介護福祉専攻は、2011年度入試から学生募集を停止することを決定いたしました。

本学の介護福祉専攻は、介護福祉士の養成施設として、1997年の京都短期大学生活福祉専攻にはじまり、2000年に現在の介護福祉専攻に改称をして以来、433名の卒業生を介護福祉士として輩出し、地域社会及び社会福祉に貢献すべく、教育・研究活動に力を注いでまいりました。

介護を取り巻く社会情勢は近年大きく変わりましたが、本学は介護福祉士の社会的必要性を認識し、優れた介護の担い手を社会に送り出すとの使命から、鋭意努力を続けてまいりました。しかしながら、介護の現場で人材が求められている実態とは相反する形で、18歳人口の減少と社会情勢の変化から介護福祉専攻への志願者は減少し、また介護福祉士に係る法律の改正等、状況は年々厳しくなっております。

本学といたしましても、諸般の事情を考慮しながら、専攻の今後について検討をしてまいりましたが、こうした情勢の変化と介護職に係る先行きの不透明さにより、将来的に入学者の回復は困難と考え、誠に残念ながら募集停止をすることといたしました。なお、在籍学生につきましては卒業まで責任を持って指導いたします。

成美大学短期大学部生活福祉科「食物栄養専攻」につきましては引き続き募集を行いますのでよろしくお願い申し上げます。

                                            成美大学短期大学部   学長 西垣 寛人