養父市との地域の魅力づくり関する包括連携に基づき、11月12日(土)、本学の学生と教員がフィールドワークを行いました。
明延地区では、近代化産業遺産に指定されている「明延鉱山」を視察しました。鉱山ガイドの藤尾健介氏から、鉱山の歴史や特徴をお伺いしました。
その後、鉱山と精錬所(新小畑)と結ぶ明神電車(1円電車)を実際に走らせていただき、体験乗車をしました。
午後は、「日本の滝100選」に選ばれた兵庫県で一番落差が大きいといわれる「天滝」登りに挑戦しました。
今回のフィールドワークでは養父市の代表的な観光素材である明延産業遺産と素晴らしい自然環境に触れることができました。
現在は報告書作りに取り組んでいます。
<明延鉱山>
この鉱山は他の生野や佐渡等の観光鉱山とは違い、今でも何百万トンもの鉱石が地下に眠り、これが必要な時代がくれば採掘することが出来る「生きている鉱山」と云われ、その歴史は古く今から1260年前の天平時代に開山され、奈良の大仏も「明延鉱山」の銅が用いられたと云われています。
<1円電車>
この電車は、最初は明延の鉱石を運ぶために運航されましたが、それに客車をつなぎ当時の明延の人々が通勤や通学に利用し、その運賃が1円であった事から「1円電車」の愛称で親しまれています。

